F1イギリスGP 後味の悪さ残るも角田の入賞は正直嬉しい!

 2021年7月18日決勝が行われたF1のイギリスGP、舞台はシルバーストンサーキット。フェルスタッペンがオープニングラップでハミルトンと接触、タイヤウォールに激しくクラッシュしリタイアしたのは残念、というよりも信じられない。夜中ながら思わず叫んでしまった、あああああ!

 これで赤旗中断。どうなるんかね? ハミルトンに対して10秒ペナルティの裁定が下る。しかし挽回、結果は優勝。

 一方フェルスタッペンは51Gというとんでもない衝撃で、タイヤバリアに叩きつけられたという。マシンから自力で出るも、両脇を抱えられメディカルに状態を確認される。その後病院に搬送、検査の結果大きな問題は認められなかったので無事退院したというので安堵。

 しかし、ハミルトンが優勝を果たした後、ユニオンジャックを持って駆け回る、嬉しさを前面に示す。表彰台でも喜びを表していたことについて、フェルスタッペン、レッドブル関係者が不快感を示した。フェルスタッペンは入院中、にもかかわらずこの行為はスポーツマンシップに反すると。

 一連の動きにフェルスタッペンとレッドブルは激おこ、ハミルトン及びメルセデスとは今後遺恨を残すことになるの間違いない。

 何とも後味悪かったけれど、その中で角田の活躍は救いだった。今シーズン4回目の入賞、10位に入り1ポイントゲットしましたから。プランに忠実にレースを進めタイヤマネージメントに集中したという本人談。正にその通り。

 ミディアムタイヤで誰よりも長い30周を走破しています。ハードタイヤに交換した後も粘りの走りを貫徹。前を走る他のマシンがポジションを落とした恩恵、おこぼれかもしれないけれど順位を上げポイント獲得へ。それを得られる位置をキープしていたこと、実力として受け止めたい。

 フェルスタッペンのクラッシュ、ペレスは予選含めいまひとつ調子が上がらない、ガスリーは終盤でタイヤのパンクという不運。ホンダ勢が崩れる中で唯一のポイント獲得です。評価に値すると思います。

 角田の応援、期待はこの先も揺るがない。何かとアンチの声も聞こえるけれど往々にして俄かファンが多い。私のように30年いや35年以上観続けているモノにとって21歳のドライバーがあの複雑で異次元のマシンを駆る、しかも入賞するという凄さを賞賛したい。

 次戦は2週間後の8月1日、ハンガリーGPです。サーキットはハンガロリンクサーキット、現地ではフンガロリンクと発音する人が多いとか。ハンガロリンクでいいですよね。1986年に東欧として初めてF1が開催されたところです。時代はまだ冷戦時、東側でもF1やるんだ! 結構驚いた記憶が残っています。そこが舞台です。

 次も角田頑張れ! またFP1から観るぞ。

 ピレリからのリリースも一部載せておきます。

各コンパウンドのパフォーマンス

ハードC1 : 長いスティントを通して一貫した性能を示し、戦略において最終スティントでの重要な要素となりました。数名のドライバーが、ハードで33周のスティントを走行しました。

ミディアムC2 : ペレスを除く全ドライバーがミディアムでスタートしました。ハミルトンと
ルクレールは、ミディアムで25周以上走行しました。ハードよりもブリスターが発生しやすい軟らかいコンパウンドであるにもかかわらず、性能に影響を及ぼすことはありませんでした。

ソフトC3 : 今日の高温のコンディション下、ソフトでのロングランは難しい状況でした。ペレスとガスリーがファイナルスティントでソフトを使用しました。ペレスは、ファステストラップを記録したものの、トップ10に入れなかったことから、ファステストラップポイントは獲得できませんでした。

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