タイヤはコロナ禍の影響実際どうよ?

 コロナ禍はタイヤへも影響与えているか? という実態を知る必要があります。じゃ調べましょ、と言ってもご存じこの業界、数値は未公表が多い。個別というニュアンスは最小に限られます。その中で参考にするのはJATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)の公表値です。

 JATMAは正会員がブリヂストン、住友ゴム、横浜ゴム、TOYO TIRE。準会員が日本ミシュラン、日本グッドイヤーの各社で構成している業界団体。自動車タイヤ各種統計資料や国内需要見通し等の作成も主な活動にしています。国内低燃費タイヤ規定を取りまとめているのもここですね。

 ということから、最新は昨2020年12月11日に発表された 2021年 自動車タイヤ国内需要見通し が参考になるでしょう。いずれも見込みながら一部抜粋します。

・新車用タイヤ需要動向
  2020年の前年比 83%

・市販用タイヤ販社販売需要動向
  夏用タイヤ:2020年の前年比 92%
  冬用タイヤ:2020年の前年比 87%

 この数値、新車用そして市販用ともトラック用と乗用車用を合算したもの。従って当サイトが担う市販乗用車用について限定すると夏用が91%、冬用が85%と僅かながら更に数値は低くなります。

 しかしながら一方ではコロナ禍で経済が低迷しても配送用の小型トラックなどは逆に走行が増えているというから、少しばかり需要を押し上げることになっているかと。

 また冬用タイヤに目を向けると、この冬は12月から寒く降雪量が多い。平時なら相当の需要増(プラス成長)になったはず。しかも昨シーズンは超暖冬で買い控えがありその分も上乗せになったかと。そう考えると乗用車用の冬用が昨対比85%というのは相当影響あり、と考えます。

 コロナ禍で先が見えないことへの不安が、購入にためらいを招いているんでしょう。それと実店舗へ赴くことへの不安、更にはネット購入でも装着で人との接触に躊躇いもあるのかな。

 それでもタイヤは消耗品だし必要に迫られることも。その対応策としてネットでタイヤホイールセットへ注目するケースが増えているような。飽くまでも感触です。タイヤをホイールに組み込んで送られるし自身で装着可能。

 ホイールのマッチングは難しい。でも現在はそれに関する様々なデータをネットショップが公開しており吟味すればかなり有効な購入手段となります。諸々考えている人は要検討を。

一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 JATMA
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