今シーズンのアジアンスタッドレスタイヤ、最大注目はNANKANGの最新「AW-1」であることは間違いないでしょう。当サイトではリアルレポートを開始、ホイール装着まで完了し次回はいよいよ実走行に入ります。
というある意味傾倒した伝え方をしているので興味、注目は高いです。そして従来品「ESSN-1」がそれに続きます。この2つで大方完結するか、と言えばそうではない。やはり出て来ましたKENDA「ICETEC NEO KR36」!
この土日2日間のみに限定したスタッドレスの動きを探ったら、「AW-1」トップで「ICETEC NEO KR36」は僅差の2位。少し差がついて3位「ESSN-1」。「ICETEC NEO KR36」の底力を感じさせる結果になりました。
「AW-1」に比較すると2014年の発売で相応の経過から世代はひとつ劣るかと。しかしながらこれまで培った信頼と実績は侮れません。安定した興味は今シーズンも続くと予想。一方「AW-1」は最新ながら実性能の根拠を示すのに今少し時間が必要。
既に実績ありと今後への期待、現状における2者を取り巻く実態の違いに興味のあり方が分かれます。但し、今後「AW-1」の先進性が見出された時、従来までの勢力図には変化が見られるでしょう。
その点から鑑みると、ここ数年固定化されたアジアンスタッドレスタイヤの現状打破に繋がるかと。比較的モデルサイクルが長いことで流動性に欠けるのがマイナスと捉えていたけれど、久々に刺激ある展開が実現しそうです。

アジアンスタッドレスタイヤ比較
アジアンタイヤ、価格の安さは性能以外で特性にもなる。スタッドレスも同様の捉え方が可能。既存の走行環境ならこの性能レベルで十分、とい…