軽トラ用タイヤ、依然興味が続く! 要は人気なのね‥

 軽トラ用のタイヤが熱い、といってもいい! 特にトーヨー「OPEN COUNTRY R/T」へは強い興味を持たれています。走破性と見栄え存に存在感を示し、農道のポルシェを強固なモノにしています。

 更に軽トラのカスタマイズも一因となり、農道を走らせる単なる小さなトラックを超え、アウトドアユーザーも取り込む本格派として一丁前。

 そこで投入してきたのが、ヨコハマのLT「SUPER DIGGER 828」から、SUV/4×4専用「GEOLANDAR」へスイッチした「GEOLANDAR KT」です。興味あるユーザーを掬い取ろうという狙い。

 そして以前から紹介しているトーヨー「OPEN COUNTRY R/T」や、ヨコハマのM/T「GEOLANDAR M/T G003」もその一角として外せない。

 またアジアンタイヤ、NANKANG「FT-9」も上々です。ホワイトレター仕様で括りもM/T。トレッドデザインのワイルドさとホワイトレターでカスタマイズ性は抜群。何といっても価格は最強でしょう。

 リアルリポートとして3回程実地体験、良くも悪くもその本質を探りました。初の軽トラ装着レポートで気合を入れました。
 
 軽トラタイヤのサイズは145R12 6PR LTが一般的だったけれど、145/80R12 80/78N LTが主流になりつつある。こうなることで単なるLTタイヤを超えカスタマイズ性に大いなる期待を抱かせます。

 なのに‥ 軽トラックは10年ほど前までダイハツ「ハイゼット」、スズキ「キャリイ」、ホンダ「アクティ」、三菱「ミニキャブ」、スバル「サンバー」など5車種が揃う充実ジャンルでした。

 ところが、三菱「ミニキャブ」、スバル「サンバー」は姿を消し、ホンダ「アクティ」も生産終了。残る二強となる何とも悲しい展開です。

 1988年には42万台程の市場が、ここ数年で18万台程度に縮小しているという。本質となる農業や漁業など第一産業の衰退などが原因とな。また商用車に対しても段階的に環境、燃費、安全装備といった法規が厳しく、対応には開発コストが必要で現在の価格では販売が難しいという。

 薄利多売である軽トラはコスト的に厳しく、相当数の販売台数が見込めないと製品として成り立たない。なので撤退ということなんですって‥

 折角対象タイヤの拡大があっても本体の縮小では如何ともしがたい。残念です‥

トーヨー OPEN COUNTRY R/T の特徴
クロスカントリー・ビークル(SUV/CUV)タイプ。オフロードでのトラクション性能と、オンロードでの耐摩耗性能や走行安定性を高次元…
ヨコハマ GEOLANDAR KT の特徴
軽トラは農道のベンツと言わるほどその場所にジャストフィット。他にも林業、漁業にも欠かせない。また近年カスタマイズしたそれを、アウト…
ヨコハマ GEOLANDAR M/T G003 の特徴
世界各国で発売するグローバル製品。過酷なオフロードレースで培った技術をフィードバックし、トレッドパターン、サイドデザイン、構造、コ…
NANKANG FT-9 の特徴
4×4オフロードのM/Tタイヤ。既存「N889」を踏襲しながらも進化、ブロック形状は比較的硬めに設計、エッジのカットや破損等に対応…
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