初めての空気入りタイヤはダンロップから!

 少し時間経過しましたが改めて伝えておこうかと。第46回東京モーターショー2019のダンロップブースには世界初空気入りタイヤのレプリカが展示されていました。ダンロップの創業者である ジョン・ボイド・ダンロップ(以下J.B.ダンロップ) が1888年に実用化したもの、残念ながら展示製品はレプリカでしたけど。2018年の東京オートサロンでも展示されていました。この時は130年目に当たる記念としてだったかな。

(2018年東京オートサロン)

 息子の為に作ったという自転車用タイヤ。J.B.ダンロップはアイルランドに住む獣医、10歳の息子ジョニーに「自転車をもっと早く走れるようにして」と頼まれたのが切っ掛けだったよう。

 子供は昔から変わらない。私もタイヤを作れ、とは言われなかったけれどパンク直せ、空気入れろ、チェーン外れた。終いにはギヤチェンジ出来ない‥など様々。まぁ親父に言えば何とかしてくれる、という期待があってのことでしょうけど。しかぁし、限度あります。自転車屋に持って行け、というのも最初から無能さを晒すようで嫌だし。親父は色んなことが出来ないといけません。

 で、J.B.ダンロップは努力した。実験を相当重ね、結果ゴムのチューブとゴムを塗ったキャンバスで空気入りタイヤを作り、これを木の円盤の周りに固定したそう。息子ジョニーは大喜び。

 そこから更に改良を重ね1888年、空気入りタイヤの特許を取得し世の中に広めたという。この時の製品が今回レプリカとして展示されたものかと。上と下では色が異なり違う製品に見えますが、恐らく照明の関係でしょう。

 レプリカとは言え相当珍しいものだしタイヤの原点ですからね。ここから今の先進性へ繋がるとは。そして今後130年後にタイヤはどうなっているんでしょうかね? 空気入りが無くなりパンクやバーストの心配が消えるかもしれません。

 既に実用化されたミシュランのエアレスタイヤであるTWEEL(トゥイール)がそれでしょう。タイヤとホイールを一体化させるコンセプト、高強度ポリ樹脂スポークで荷重を支え衝撃を吸収するのでパンクすることがありません。まずは工業用など特殊車両に装着し乗用車等への普及を狙います。

 2014年に米国に専用工場を開設、2018年に欧州などで販売開始。2019年日本導入となっていたので既にどこかで走っているのかな?

 エアレスタイヤの研究開発実用化に向けては、他メーカーも盛んにコンセプト製品等を披露しています。国内メーカーではブリヂストンが一歩リードかな。そう言えば東京モーターショー2019でも自転車に装着されていましたね。

 タイヤは黒くて丸いのはみな同じ、という概念は崩れそう。四角や三角はないだろうけれど、様々に進化することでエアレス以外にも驚くような形態が出現するかもしれません。

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