スタッドレスタイヤの投入、2021-2022年シーズンはやはり凄いことになっています。SUV人気に気を取られていたら、乗用車用が先のブリヂストンに続きヨコハマも発表。一足先に昨シーズン投入済みのダンロップも加えガチンコの競合となるはず! これまで最大を謳った2017-2018年シーズンを超え過去最大の投入数に胸躍る。
ブリヂストンの独壇場は揺るがずか?
ブリヂストンは「BLIZZAK VRX2」から「BLIZZAK VRX3」へ、そしてヨコハマは「iceGUARD 6」から「iceGUARD 7」へいずれも進化。一方ダンロップ「WINTER MAXX 03」は昨シーズン投入で1年のハンデを背負うも、そこは既存としてシーズン当初から優位な展開に持ち込めるはず。ということから3つ巴のガチンコ対決、と思いたい。
しかしながら、実情はブリヂストン「BLIZZAK VRX3」に他の2つがどれほど迫れるか、というのが正直なところでは。毎年ブリヂストンが公表する北海道・北東北主要5都市における圧倒する実勢が根拠。札幌市、旭川市、青森市、盛岡市、秋田市の装着率は実に50%にも迫る勢いです。その牙城を切り崩すのは容易でない。
またグッドイヤー「ICE NAVI 7」が「ICE NAVI 8」へ移行します。プレミアム性能の主張を強化しきっちり4年周期で最新化を果たす姿勢は評価しています。
更にダンロップ同様昨シーズン投入したミシュラン「X-ICE SNOW」が、乗用車用として25サイズを新たに設定し合計74サイズを構築するという異例の強化を打ち出しました。記憶が曖昧だけれどミシュラン製品でこの設定数は過去最高だったような‥
発売年から想定し残るのはトーヨーのミニバン専用「Winter TRANPATH TX」に対する動きです。2017年の発売で他同年投入製品は全て進化を遂げています。ただトーヨーは既にSUV専用スタッドレスとして2製品をアナウンス済みなので今シーズンは見送りかな?
いずれにしても、新製品への注目は高いけれど従来品もサイズ拡充を果たしユーザーフォローの拡大を果たします。新製品vs.従来品の様相が過去最大で演じられるシーズンになるのは間違いないですね。

