スタッドレスタイヤの世代進化を理解する!

 スタッドレスタイヤの歴史は1991年3月にスパイクが販売中止になってから。ただ既に1980年代には国内市場に登場。従って35、36年以上の歴史を誇るメーカーもあります。そこから世代が進み、最新は第6世代に集約されるかと。

 世代進化によって性能追求、主張点は微妙に変化して来ました。理由は強化技術のアピールがその世代によって異なるから。ただ最新は搭載する9つの完全化により集大成を謳います。その後も更なる進化を遂げればまた集大成を繰り返すか‥ ということで世代進化に対する考え方を以下まとめました。

 第1世代 は1985年前後。まだスパイクタイヤ全盛だしスパイクピン無しに如何にアイス性能を向上させるか、が難題だったよう。ヨコハマではスノーラジアルの呼び方も。夏タイヤにブロック構造を施すスノータイヤの延長レベルだったかと。

 第2世代 は1990年前後。アイス性能攻略にシミュレーションを採用。ブロックやサイプのエッジ効果、そしてコンパウンドへの注力が本格化したころかと。雪路における効果が一定の成果を見出だしたのもこの頃かと。

 第3世代 は2000年前後。まだまだアイス路との格闘が課題です。見出したのはコンパウンドから、水膜を効率的に排除する特殊ゴムなど今に繋がる技術が登場。しかし、効率的な除水にはまだ課題が多く、同時に研究が進むトレッドデザインに頼るのが実際だったかと。

 第4世代 は2005年前後。この頃になるとブリヂストン「BLIZZAK REVO」シリーズやヨコハマ「iceGUARD」シリーズなど、知れた銘柄が登場します。ただそれも完全初期。性能はコンパウンドの進化が急激に向上して来たかと。氷雪路への強調から冬の多彩な路面対応を謳います。

 第5世代 は2010年前後。トーヨーのミニバン用がかなり善戦していた印象。ミニバン人気もあって注目は高かった。「Winter TRANPATH MK4」は全方向に効く360°スタッドレスのコンセプトを踏襲。2011年発売の「TRANPATH MK4α」はよりアイス性能の進化を訴えました。

 グッドイヤー「ICE NAVI ZEAⅡ」、ミシュランの「X-ICE XI2」、ピレリ「WINTER ICECONTROL」など海外メーカーの国内市場重視が見られたのもこの頃からでは。ただ次世代移行には間があり、プラス進化のマイナーチェンジを第5.5世代としたした製品もあります。

 第6世代 は2017年前後。最新へ。全てのメーカーで最新世代に移行しました。コンパウンドの進化はアイス性能へ最も効果を発揮するレベルに到達。ナノレベルによる研究開発の結果かと。それは全てにおいて貢献度合いを高めます。燃費も低燃費タイヤを超えるレベルに到達しているし、主たるアイス路での効きは相当なレベルにあります。ただ製品による性能差に開き大きいのも事実かな。

スタッドレスタイヤこの年にこの製品登場! 性能進化を把握 2019-2020
製品変遷を辿る、まぁ各メーカーのスタッドレスタイヤの歴史確認を。各メーカーとも最新は第5 ~ 第6、いや7世代に到達。世代進化は性能進化でもあり、その過程ではブランド変更も行われて来た。一方で従来からに拘るメーカーもあり捉え方は様々かと。